スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

死が紡いだもの。

昨日、とても大切に想っていた「山のじーちゃん」が亡くなったことを知った。


じーちゃんと言っても、血縁ではない。

ワタシと、ワタシの家族が、心の拠り所としているようなじーちゃんだった。



昨日の夜、じーちゃんことを想っていた。

じーちゃんとの思い出。じーちゃんが教えてくれたこと。言葉。

じーちゃんの手。しわ。匂い。


ほとんど、寝ずに夜が明けた。



そして、今日。

午前中はカンタの保育園の遠足があった。

朝から遠足、お昼ご飯後の解散だったので、

その流れで、カンタの友達が3人遊びに来た。



みんなで、外で泥遊びをしていたら、県外ナンバーの車が我が家の前に停まった。


みんな喪服を着ていて、見知らぬ人達。10数人。

「何かあったのかな?」と思っていたら、

その中の一人が、「黒木さんですか?」と聞いてきた。

ちょっとドキドキしながら「ハイ。」と言うと、




この家の前の主の息子さんだった。



前の主である、おばあちゃんが一月に亡くなって、今日納骨のため、東京から来たらしい。

親族さんも、標準語の方が多く、みなさん、県外の方。




「せっかくですし、もしよかったら、家、見ませんか?」と聞くと、


「ぜひ、お願いします」と。


ワタシは「もしかしたら、大切な思い出もあると思いますので、辛い気持ちになるかもしれませんが…」


と付け加えた。


ワタシ達が、大事な思い出をリフォームで消してしまっているかもしれないことを詫びた。



子ども達が、泥遊びしながらキャーキャー言っているとき、

ワタシとF氏は、家の中や庭、納屋を案内し、

おばあちゃん親族一同のこの家にまつわる思い出話を聞いた。



ワタシ達が、古いものを磨いて使っていることや、

間取りをほとんど変えずに使っていることを

本当に喜んで下さり、

ここは、釜戸があったんだよ、と言いつつも、新しい風を認めて下さった。




おばあちゃんが亡くなったのが1月半ば。


実は、我が家が、家周り、鳥小屋などの本格的なセルフリフォーム&掃除を始めたのが、2月初旬。

引っ越してきて2年になるけど、この2月までは、外回りはほとんど手つかずで荒れ放題だった。



家の周りにあったゴミを片付け、鉢を整理し、

木を剪定し、石を運び、

今月に入ってから、F氏は草刈りに精を出し、家周りがとてもキレイになっていた。

…というか、玄関前なんて、ほんの数日前に、草刈りしたばかり。



まるで、おばあちゃんが背中を押してくれていたかのよう。



今日、昼から雨が降るという天気予報だったが、雨は降らず、子どもたちは遊びに来た。



雨が降っていなかったので、子どもたちは、外遊びを満喫していた。



外遊びをしていたため、ワタシは外にいた。



外にいたから、親族さんたちが声を掛けてくれた。






子どもたちの泥遊び中の歓声を聞いて、


「こうやって、にぎやかに人が集まってくれて、この家も喜んでいます」と言って下った。


これを聞いた時、ワタシは本当に嬉しかった。



明治から続いた大きなおうち。本家で、いつも人が集まっていた場所。

明治、大正、昭和を過ごしたこのおうち。



血の繋がりはありませんが、平成からは、我が家の子どもたちの声が響きます。



そして、この日、F氏が教えてくれたこと。

「我が家の表札は、“山のじーちゃん”の形見になったね」


そうだ。うちの表札は、じーちゃんが作ってくれてたんや!




…というのも、

ワタシの実家の玄関にも、じーちゃんがくれた流木が置いてあって、

置いた途端に、ものすごーくいい人とたくさん巡り逢うことができた。


それにあやかって、この家を購入したとき、じーちゃんに表札を作ってーと頼んだんだった!



じーちゃんの死を知り、昨日1日、ショックで心が落ちてたけど…


じーちゃん。

今日、この家の本当の主に会うことができたよ。

本当の主も、亡くなってしまったけど、

そのおかげで、たくさんの新しい出会いがあったよ。




橋田のおばあちゃんが残してくれたこのお家と、

じーちゃんが残してくれたこのお家の表札。

初めて会えた橋田家の人達。

新しい出会いと、

子どもたちの未来。



ワタシが大事にしていきたいと思うものが、


今、


ここにあります。




これからも、たくさんの笑い声に包まれる家でありますように。


じーちゃんが亡くなったことを知った昨日、

橋田のおばあちゃんが亡くなったことを知った今日。

それもまた偶然の必然。


本当にありがとう。


お二人のご冥福を心から祈ります。

コメントの投稿

非公開コメント

No title

なけるね。でも、なんだかいい雰囲気の日記でした。美香さんの感覚大事にしてね。

No title

ふみよしくん ありがとー。本当に、すてきな一日でした。なんだか、2年かけてやっと橋田のおばあちゃんが住むことを認めてくれたような…。大事に暮らそうと思います。
プロフィール

gday

Author:gday
田舎暮らしは蜜の味。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。